かみのけ
本日の問いかけ
『問いかけ』に対する『意見』と『実験』を
子どもたちと自由に考えてみましょう!
こんな意見が返ってくるかも?
本日の問いかけは「かみのけがのびてきた!どうして?」です。そもそも『かみのけ』とはなんでしょうか。『のびる』とはなんでしょうか。色々な側面から特徴を抽出して意見を考えてみましょう。
意見の例 ①
まずは『のびる』ことに注目してみましょう。モノは『どうすれば』のびるでしょうか?例えば、ねんどやゴムは引っ張ると伸びますね。もしかすると、かみのけも引っ張られているのかもしれません。
意見の例 ②
次に、『かみのけ』の状態に注目してみましょう。よく観察してみると、かみのけは頭皮から生えているようです。もしかすると、頭皮の下に秘密があるのかもしれません。
意見の例 ③
最後に『かみのけ』が時間と共にどう変化するかに注目してみましょう。かみのけがのびることに気づいていても、のびるところを実際に見たことがある人はほぼいないのではないかと思います。それでは、そもそもかみのけは先端がのびるのでしょうか?それとも根元がのびるのでしょうか?もしかすると、先端がのびていくのかもしれません。
簡単な実験を伝えよう!
さて、子どもたちの意見にどう反応するのが良いでしょうか?Kobo’s Laboでは、"シンプルな実験"を考えてあげることを提案しています。
実験の例 ①
意見(こども):
「寝ている間に誰かが引っ張ってるのかも・・・」
実験(おとな):
「夜中じゅう、見張りがいるねぇ・・・」
実験の例 ②
意見(こども):
「髪の毛の下に、髪の毛マシンがあるのかも・・・」
実験(おとな):
「髪の毛の根元をよーく観察すれば髪の毛マシンが見えるかな?」
実験の例 ③
意見(こども):
「ほこりみたいなものがくっついて、伸びるのかも・・・」
実験(おとな):
「髪の毛の先っぽにテープを貼れば、伸びなくなるのかな?」
こんなふうに大人のかたが反応してあげることで「意見(仮説)が正しいかどうかを調べる(検証)方法がある」ということを学ぶことができます。これが科学者の基本的な思考「仮説と検証」です。
どんな意見でもOK!
お疲れ様でした!
本日の問いかけはいかがでしたか?
上で述べた意見は、どれも自分自身の体験に基づいたユニークな意見だと思います。「髪の毛マシンがあるかも?」なんて意見は、意外性がありながらも、かなり真実に近いものがあると思います。
もちろん、これ以外のどんな意見でも、OKです。一生懸命想像した意見を、大切にしましょう!
意見が出ない時はすっぱり忘れて!
意見が伝えられなくても、またいつか。すっぱり忘れて、明日・明後日と違う問いかけに取り組むほうが「あ!あの時の問いかけって、もしかして」とアイデアが浮かぶことは多いです。問いかけを聞いてくれた子どもたちに感謝して、おしまいにしましょう!次の投稿をお待ちください!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!