いき
本日の問いかけ
こんにちは!科学者コボです。
本日も『問いかけ』に対する
『意見』と『実験』を
子どもたちと自由に考えてみましょう!
こんな意見が返ってくるかも?
本日の問いかけは「いきをとめるとくるしい!どうして?」です。無意識的に行なっている『呼吸』ですが、なぜ呼吸を止めると苦しくなるのでしょうか?人間にとって、呼吸とは一体なんなのでしょうか?想像して、意見を考えてみましょう。
意見の例 ①
そもそも『呼吸』とはどんな行動でしょうか?よくよく考えてみると、目の前の『空間』を口の中に吸い込んでいることに気づくかもしれません。『空間』には時々ほこりが見えるくらいで他には何も見当たりません。もしかすると、目には見えない何かがあるのでしょうか。
意見の例 ②
今度は『呼吸』をするときの身体の動きに注目してみましょう。『呼吸』をするときには身体が少し膨らむことに気づくかもしれません。もしかすると、『膨らむ』ことと『息苦しさ』に何か関係があるのかもしれません。
意見の例 ③
最後は『呼吸』をすると何が起こるか、に注目してみましょう。口の前に手を当てて呼吸をすると、風が吹いていることに気づくかもしれません。もしかすると『口から喉の奥までの風通しの良さ』と『息苦しさ』に何か関係があるのかもしれません。
簡単な実験を伝えよう!
今日は『呼吸』という動作に注目し『意見』を作ってみました。さて、次は『意見』を調べるための『実験』を想像してみましょう。
実験の例 ①
意見(こども):
「からだがラクになる”なにか”をすいこんでいるのかも・・・」
実験(おとな):
「小さなものまで見えるメガネみたいなものがあれば見えるかもしれないね!」
実験の例 ②
意見(こども):
「風船みたいにからだをふくらませることで、からだがラクになるのかも・・・」
実験(おとな):
「息を止めていても、からだだけをふくらませればラクになるのかな!」
実験の例 ③
意見(こども):
「のどのおくに暑がり屋さんがいるのかも・・・」
実験(おとな):
「くちのなかに氷を入れておいたら、呼吸しなくてもくるしくないんじゃない?」
普段意識しない行動に目を向けてみよう!
お疲れ様でした!本日の問いかけはいかがでしたか?
意識せずに人間が行なっている行動は『呼吸』以外にも『歩行』や『自転車の運転』など、様々です。これらは、考え事やスマートフォンでなにかを検索しながらでもできる行動です(スマホ歩きは危険なのでやらないでね!)。一方で、スマートフォンで検索しながら、別のことを考えることは至難の技だと思います。
『同時にできる行動』と、『同時にできない行動』があるというのも、改めて考えてみると不思議なことだと思いませんか?こんなふうに、暮らしの中で意識されないところに目を向けると、新しいものの見方やおもしろいアイデアが浮かぶかもしれません。
意見が思い付かず「わからない」とき
『意見』を考えるのは、とても難しいことだと思います。知識をたくさん蓄えた子どもたちほど情報を整理しきれず、悩みすぎて結局「わからない」と答えてしまうこともあります。
そんな時はまず『問いかけ』を分解してみましょう。例えば、今回の問いかけなら「いき」「とめる」「くるしい」の3つに分けます。そして「いきとは何か?」「とめるとは何か?」「くるしいとは何か?」といったふうに、分解した要素ごとに考えてみましょう。ぜひ、チャレンジしてみてください!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!