くも

本日の問いかけ

『問いかけ』に対する『意見』と『実験』を
子どもたちと自由に考えてみましょう!


こんな意見が返ってくるかも?

さて、本日の問いかけは「くもがおちてこない!どうして?」です!これまでに子どもたちも口にしたことがある問いかけかもしれませんね。知識として知っていることもあるかもしれませんが、自身の経験から意見をつくってみましょう。いくつか例を挙げてみます。


意見の例 ①

そもそも、宙に『浮く』とはどういうことでしょうか?浮いているものとして、例えば鳥がいます。鳥は、自分の体が落ちるのを羽根で支えています。つまり、落ちる力と羽根ではばたく力が同じになると『浮き』ます。もしかすると、鳥と同じように、雲にも羽が生えているのかもしれません。


意見の例 ②

そもそも雲は空に『くっついて』いるのかもしれません。くっつくものといえば・・・。


意見の例 ③

他にどんな『浮く』ものがあるでしょうか?もしかすると、風船やビニール袋を思い浮かべるかもしれません。これらは軽いので、うちわや扇風機、口などで風をおこして浮かすことができます。


簡単な実験を伝えよう!

今日の『意見』は主に『浮く』というところから連想して作ってみました。本日もこれらの『意見』を調べる『実験』を考えてみましょう!


実験の例 ①

意見(こども):
うすいはねが生えているのかも・・・
実験(おとな):
双眼鏡で雲の隅々まで探せばみつかるかも!


実験の例 ②

意見(こども):
磁石でくっついてるのかも・・・
実験(おとな):
今度飛行機に乗った時に磁石探しをしてみよう!


実験の例 ③

意見(こども):
どこかに大きな扇風機があるのかも・・・
実験(おとな):
曇った日に、ドローンを使えば見つかるかもしれない。ドローンが扇風機に飛ばされるかもしれないけれど・・・


高度な知識はまだ必要ありません!
お疲れ様でした!本日の問いかけはいかがでしたか?

雲がぷかぷか浮いている。一見当たり前のことですが、この不思議に正確に答えるためには化学や物理学に関する非常に高度な知識が必要です。

しかし、実は科学の思考を学ぶためにこうした知識はまだ必要ありません。むしろ、高度な知識をはじめから「正解」として教えることは、子どもたちの柔軟な思考を妨げることになりかねません。
① 問いかけに悩むこと
② 自分の意見を作ること
③ 自分の意見を調べてみること
この3点がきちんと揃っていれば、科学の思考を学ぶには充分です。


実験を考えるコツ

実験を考えるコツは、まず『意見』を正しいと仮定することです。『意見』が正しいと仮定するならば『きっとこうなるはずだ』を考えると、それが実験になります。例えば、

『あの水筒に入っている飲み物は温かい』という意見を正しいとすると『フタを開けると湯気が出るはずだ』。

こんな具合です。今度『意見』が出た際にはこの形に当てはめ、かっこよくセリフを決めてみましょう!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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